
フレーメン反応
上唇をめくり上げて匂いを嗅ぐ行動
どんな行動?
馬が上唇をめくり上げて歯をむき出しにし、首を上に伸ばすような独特のポーズをとる行動。まるで笑っているような表情に見えるため、初めて見る人は驚くことがある。
なぜやるの?
この動作によって、鼻の奥にある「鋤鼻器(じょびき)」(ヤコブソン器官とも呼ばれる)という器官に空気を送り込んでいる。鋤鼻器は通常の嗅覚とは異なる経路で、フェロモンなどの化学物質を感知するための器官。馬は他の馬の尿や糞の匂い、初めて嗅ぐ匂い、味の強い食べ物などに反応してフレーメン反応を見せることがある。牡馬が牝馬の発情状態を確認するために行うことが多いが、牝馬や若い馬でも見られる。
引退馬の日常では
新しい環境に移った馬が、慣れない匂いに対してフレーメン反応を繰り返すことがある。新しい牧場に来た直後の数日間に多く見られることがあり、馬が新しい環境の匂いの情報を集めている行動と考えられている。普段の放牧中にも、他の馬が排泄した場所でこの反応を見せることがある。