
馬の鳴き声
いななきだけじゃない、場面で変わる馬の声
どんな行動?
馬は「ヒヒーン」という鳴き声(いななき)のイメージが強いが、実際にはいくつかの種類の声を使い分けている。大きく分けると、遠くまで届く高い「いななき」、近距離で出す低い「ニッカー」、鼻から出す「フッ」という短い息(スノート)、不満や緊張時の甲高い「キーッ」という声(スクイール)などがある。
なぜやるの?
いななき(ヒヒーン)は主に離れた仲間に自分の存在を知らせるための声とされている。群れから離れたときや、仲間を呼ぶときに出す。馬房にいる馬がスタッフの足音を聞いて鳴くのは、「ご飯の時間だ」と期待して声を出しているとされることが多い。 ニッカーは低く柔らかい声で、親しい相手に対する挨拶や親愛の表現とされている。母馬が仔馬に対して出すことが多い。人に慣れた馬が近づいてきた人に対してニッカーを出すこともある。 スノートは鼻から「フッ」「ブルブル」と息を吐く音で、リラックスしているときや周囲を確認しているときに出るとされている。 スクイールは甲高い短い声で、不快感や警告を表す。馬同士が初対面で鼻を近づけたとき、相性が悪い場合にこの声を出すことがある。
引退馬の日常では
放牧地で離れた仲間を呼ぶいななき、近づいてきたスタッフへのニッカー、草を食べているときの穏やかなスノート。引退馬の日常にはさまざまな声が混ざっている。馬がどんな場面でどんな声を出しているかを観察すると、その馬の気持ちや仲間との関係性が見えてくる。
参考文献
- • HORSE FAIR「馬の鳴き声には意味がある!?鳴き声から分かる、馬の気持ち」
- • みんなの乗馬ブログ「馬の鳴き声」
- • 海岸公園馬術場「声やしぐさから馬の気持ちを読み取ってみる」