馬は人になつくのか

馬は人になつくのか

馬と人の関係性、信頼が生まれるまで

どんな行動?

馬は犬のように尻尾を振って駆け寄ってくるタイプのなつき方はしないが、信頼した人に対して特定の行動を見せる。近づいてきたときに鼻先をこちらに向けて匂いを嗅ぐ、そばに寄って立つ、頭や首をこちらに擦りつけてくるなどの行動が、馬が人に心を許しているサインとされている。

なぜやるの?

馬は群れで暮らす社会的な動物であり、群れの仲間との関係性を大切にする。人に対しても、繰り返しの接触を通じて「この人は安全だ」「この人からは良いことがある」と学習することで、信頼関係が築かれるとされている。馬は嗅覚が非常に発達しており、人の匂いを覚えて個人を識別できる。また、人の声のトーンや身体の動きにも敏感に反応する。 ただし、馬の「なつく」は犬の「なつく」とは性質が異なる。馬は基本的に警戒心の強い動物であり、信頼関係は一方的な好意ではなく、相手が自分に害を与えないという経験の積み重ねで構築されるとされている。急な動きや大きな声は馬を警戒させる。

引退馬の日常では

引退馬の牧場では、毎日世話をしているスタッフの姿を見て近寄ってくる馬や、特定の人にだけ愛情表現をする馬がいる。競走馬時代に多くの人間と接してきた馬は、人に慣れていることも多い。一方で、過去に怖い経験をした馬は人間に対して警戒心が残っていることもある。馬と信頼関係を築くには、馬のペースに合わせて、穏やかに接し続けることが重要とされている。

参考文献

  • EQUIA「馬にモテモテな人ってどんな人?」